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ドローンで撮影可能な範囲の計算

今回はドローンで俯瞰撮影した際の撮影可能な範囲の計算方法についてご紹介します。

事前の計算で算出可能ですので、工事などの記録撮影や不動産などの撮影時に便利です。

 

 

計算式とパラメータ

 

計算式は下記の通りです。

 

計算式

・水平撮影範囲 (m) = 高度 (m) x センサー水平サイズ (mm) / レンズ焦点距離 (mm)

・垂直撮影範囲 (m) = 高度 (m) x センサー垂直サイズ (mm) / レンズ焦点距離 (mm)

 

またセンサーサイズ・レンズ焦点距離については機種によって異なりますが、

例としてPhantom4 Proのパラメーターをご紹介します。

 

Phantom4 Pro

 センサーサイズ(1インチ) = 水平13.2mm x 垂直8.8mm

 焦点距離 = 8.8mm (フルサイズ換算24mm)

 

 

高度別の計算結果

 

先ほどのPhantom4 Proのパラメーターを当てはめて計算します。

 

高度50mの場合

水平範囲:50m x 13.2mm / 8.8mm = 75m

垂直範囲:50m x 8.8mm / 8.8mm = 50m

 

高度140mの場合

水平範囲:140m x 13.2mm / 8.8mm = 210m

垂直範囲:140m x 8.8mm / 8.8mm = 140m

 

実際の撮影データ

 

実際に撮影した高度別のサンプル写真です。

 

高度50mの場合

高度50m

 

 

高度140mの場合

高度140m

 

次に地図上で水平方向の距離を測定した画像です。

 

 

高度140mで計算した水平範囲210mと撮影範囲が概ね同じと言えます。

 

このように撮影可能な範囲や必要となる高度は事前に判断することが可能です。

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